「M字カーブ」の次は「L字カーブ」?!(社労士試験労一対策)

社労士試験
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 社労士試験過去問

 平成25年の択一・一般常識問題においてこのように出題されました。

『女性の年齢階級別労働力率は、その形状から、「M字カーブ」と呼ばれているが、有配偶者の労働力率が上昇してきたことが寄与して、M字のカーブが以前に比べ浅くなっている。』

解答・解説

〇(正しい)

 サムネ画像のように、女性の就業率正規雇用率を表すグラフによると、就業率に関しては、青い太線で示すとおり、「M字カーブ」が解消、すなわち『有配偶者の労働力率が上昇してきた』ことが要因となっています。

新たな問題提起 

 女性の就業率について、年々「M字カーブ」は解消しつつあるものの、新たな課題として「L字カーブ」と言う言葉が出てきました。

 女性の正規雇用率を年齢階層別にグラフで示したとき、20代後半をピークに、その後は右肩下がりで低下していくことで、線グラフ(サムネ画像の赤い太線)が「L」を寝かせたように見えることから、「L字カーブ」と呼ばれています。

リンク

 サムネ画像は、「内閣府ウェブサイト:選択する未来2.0 中間報告 概要」71ページ目に掲載。また1ページ目に「L字カーブの解消(女性の正規職員化支援等)」との記載があります。

 さらに、「内閣府ウェブサイト:経済財政運営と改革の基本方針2021 概要」でも、「L字型カーブ解消に向けた取組」との記載があり、女性活躍推進を目指す国の方針と問題作成の意図が合致すれば、「L字カーブ」と言う用語はおさえておく必要があると思います。

 問題としてもM字カーブの課題の後はL字カーブ、ではなく、あえてM字カーブと言う用語を誤りの選択肢として紛れ込ませてくる可能性が考えられるため比較しておさえておきましょう。

まとめ

M字カーブ

・ 女性の就業率・労働力率を表す。
・ 出産・育児を機に20代後半から30代にかけて急低下し、その後やや回復するのでM字を描く。
・ 2012年では、35~39歳の年齢階級がM字の底となっているが、2019年ではほぼ解消されている。

L字カーブ

・ 女性の正規雇用率を表す。
20代後半をピークに、その後は右肩下がりで低下していく(L字が寝たようなラインを描く)。
・ 内閣府が2020年7月に公表した「選択する未来2.0」の中間報告にて問題提起。

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