【第55回社労士試験】令和5年(2023年)合格ライン予想

社労士試験
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選択式

総論

昨年(第54回・2022年)との難易度を比較すると、
・労安→ほぼ変わらず
・労災→易化
・雇用→やや易化
・労一→ほぼ変わらず
・社一→やや易化
・健保→ほぼ変わらず
・厚年→やや難化
・国年→ほぼ変わらず

 と感じました。分類すると、
*労働科目(労安・労災・雇用)→3点以上は確保し、3科目で12点取りたい。
*一般常識(労一・社一)→3点は確保したい。
*社会保険科目(健保・厚年・国年)→厚年は3点、健保と国年は4点以上を取って総得点を積み重ねたい、と言う昨年以上に易しい作りとなっていました。
 
 満点を狙える科目も1,2科目はあり、この科目だけ特段難易度が高いと言ったものも見受けられませんでした。
 難易度の高い科目をあげるとすれば、労一と厚年になります。救済がかかる可能性が一番高い科目としては厚年と思っていますが、全受験生のうち、厚年のA,B(地方厚生局長・地方厚生支局長)の正解率がカギを握っている感じがします。
 労一に関しては、昨年以上に良問だったと個人的には思います。判例は前後の文章から、用語解説についてもまさに一般常識で現場で考えて正解にたどり着けるような出題でした。

救済科目

 現状では選択式の救済科目は「なし」と考えています。
 

 今年の試験も昨年同様、救済科目を一切作らないようにする意図が感じられました。試験後に、いわゆる「救済祭り」がSNS上で行われるのを避けているのかも知れません。
 この傾向が続くとすると、選択式は2点を取ってしまう科目が出てきてしまうとアウト。択一式の総合点で合否の分かれ目が決まる。そういった試験になっていくのではないでしょうか。

予想合格ライン

 総得点29点以上かつ各科目3点以上

択一式

総論

 科目として取りやすかったのは国民年金法、取りにくかったのは労災保険法と厚生年金保険法、健康保険法は得意科目としているか否かで取れる点数の幅に変化があったと思います。その他の科目は平均的な難易度と言ったところでしょうか。
 問題のボリューム(ページ数)は昨年度より減ったものの、その問題が正しいか間違ってるかを単に問うものではなく、事例形式の出題(文章題)も多くみられるようになりました。該当する法律と過去問演習からいかに文章題が出されても何を問われているかを現場で考えて解く要素が色濃くみられる択一式の構成となっていました。
 正解肢については容易に断定できる問題も多数あり、そこで取りこぼさないことが肝心で、初見の問題にある程度時間を割いて対応できるかどうかも合否を分けるポイントだったと思います。
 問題のレベル全体としては昨年並み、もしくは昨年より若干解きにくい問題が増えたと捉えられますが、合格ラインとしては昨年と同等に落ち着くものと予想します。(2023年9月22日更新)

救済科目

 今年度もなしと予想します。

予想合格ライン

 総得点44点以上かつ各科目4点以上である者

まとめ

※ 8月28日現在の合格ライン予想

選択式試験は、総得点29点以上かつ各科目3点以上
択一式試験は、総得点44点以上かつ各科目4点以上である者

選択式総評で救済科目(現状なし)について記載しましたが、問題を精査して結果を随時アップする予定です。その結果、救済科目が出てくるかも知れません。

この合格予想基準は、管理人独自の見解です。合格ラインや救済科目についてのお問い合わせ等は承っておりませんので、ご了承ください。

選択式解いてみたシリーズ:リンク

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