社労士合格のために必要な勉強時間(目安)は?

社労士試験
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社労士試験の難易度について

 社労士試験の合格率は平成27年に2.6%を記録した後、おおむね5~6%の間で推移しています。それ以前は7~8%の間で推移していましたので、平成27年を境に社労士試験が難化したことは数字にも表れています。そのため、平成26年以前に社労士に一発合格しました!と言う記事は今は参考にならない可能性が高いです。

合格することと合格ラインに乗ること

 社労士試験は合格基準点が年毎に変わる相対評価です。また、午前中に行われる「選択式試験」は、各科目で5問しかないにも関わらず、原則全科目3問以上正解しないと不合格になる可能性があるため、合格率が下がってしまう一因になっています。
 私、管理人も2回目の試験では、選択式、択一式で総合点では両方とも合格基準点に達していましたが、選択式労一が2点しか取れず不合格となりました。合格ラインには乗っていたのですが、合格は出来なかったということになります。

実際にどれだけ勉強したか。

 私が3回目の試験で合格するまで、どのくらいの時間勉強したか、ざっくりとですが下記のようになります。
・1年目
 12月あたりから勉強開始。1日平均1.5時間程度。途中1週間くらいまったく勉強しなかった期間有。
1年目としてはトータルで360時間くらいでした。当然不合格でした(試験終了後に配られる各予備校のパンフレットに同封される選択式の解答速報をチラッと見て不合格を確信)。
・2年目
 試験終了後翌日から勉強開始。1日平均2時間程度。また1年目にはまったく受けなかった模擬試験を6月頃から毎週日曜日は8時間くらいかけて、解答→解説熟読を行い、1日まるまる勉強しなかった日は、年末年始の旅行くらい。トータルで800時間1年目と合わせると1200時間弱くらいは費やしましたが、前述のとおり、選択労一の1点に泣き不合格でした。
・3年目
 不合格通知を受けた11月はそれほど勉強せず、12月から改めて勉強に取り掛かりました。テキスト読みを行わない分、選択式労一、社一対策を中心に行いました。勉強時間は1日平均2時間程度なのは2年目と変わらず、また模擬試験の受講頻度も同様に行いました。トータルで600時間3年合計すると1800時間費やし、無事この年(令和元年)に合格となりました。

合格のための勉強時間目安は1,000時間。ただし。。。

 各予備校でも案内しているとおり、私個人的にも社労士合格のためには、1,000時間の勉強が必要と言うのは間違っていないと思います。もちろん法学部出身の方とか、司法書士や行政書士の有資格者や学習経験をお持ちの方はこれより少なくすむかも知れません。
 ただし、先述のとおり、社労士試験は総合点では合格ラインに乗っているものの、1科目基準点に達しないだけで不合格にされる試験です。私も3年目で合格したとは言え、3年目の選択労一は3点、社一は2点で救済を受けての合格でした(令和元年度は選択社一だけずば抜けて難易度が高かった)。つまり1点マークミスやケアレスミスがあれば不合格となっていたのです。そうなるとさらに勉強時間を上乗せしなければいけなくなります。

まとめ

・合格”ライン”に乗せるためには、通常1,000時間の勉強は必要となってくる。
・「合格」するには、多少の「運」(一般常識対策として勉強したところが出題されるか)も必要。
・平成27年頃から難化傾向にあり。それ以前の一発合格しました等の記事は今後参考にならない可能性も。

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