【2021年社労士試験対策】選択式・労災保険法 出題予想

社労士試験

 2021年の社労士試験まであと少しです。苦手な、もしくは理解不十分な過去問確認は進んでいるでしょうか。
 1日ずつ、2021年選択式の出題予想を試験科目ごとに、目安として3テーマくらいに絞ってしていきたいと思います。全8回のうち、2回目は『労災保険法』です。

スポンサーリンク

過去20年間で救済があった年(カッコ部分は実施回)

平成18年(38)、平成21年(41)、平成23年(43)、平成25年(45)

いずれの年も基準点が3点→2点へと引き下げ

傾向と対策

 伝説の「鶏卵」「10円銅貨」(平成23年)問題がありますが、ここ数年は奇抜な問題はなく、条文の穴埋め問題が多数です。
※ 3点確保はもちろん、例年であれば総合点を加味すると4点以上取っていく必要があります。

出題テーマ予想

総則(第1条~5条)の確認

 労災保険法第1条に「複数事業労働者」との文言が入ったため、改めて、1条を含む総則にスポットがあたる可能性があります。1条の確認のみならず、5条まで確実におさえておきましょう。

参考:労災法改正周知パンフレット(外部リンク:厚生労働省)

社会復帰促進等事業

 平成21年の労災・選択式Aの肢で「通勤災害」と言う箇所が抜かれ、令和2年の選択式は全体的に「通勤災害」が問題のテーマとなりました。平成22年の労災・選択式Aでは【「社会復帰」の促進】と言う箇所が抜かれたため、社会復帰促進等事業がテーマになる可能性はあると思います。私が受験生(令和元年)の時も労災・選択式は社会復帰促進等事業が大本命で、いろんな予備校が選択式問題を作成していました。

選択肢になりそうな箇所

・ 労災法29条1項
 「政府」「適用事業」「遺族」「円滑な社会復帰を促進」「健康診断」
・ アフターケア
 「業務災害又は通勤災害」「後遺障害に付随する疾病」「労働能力を維持」「健康管理手帳」
・ 労災就学援護費
 「重度障害者=障害等級第1級から3級まで」

介護補償給付

 昨年(令和2年)の労災・選択式C,Dで「要介護状態」「介護」と言う箇所が抜かれたため、【介護補償給付】の部分も重点的におさえておくと良いでしょう。
・ 給付内容、不支給、時効に関する部分等。

特別加入

 令和3年4月1日から、以下の方について新たに特別加入制度の対象となります。
・ 芸能関係作業従事者
・ アニメーション制作作業従事者
・ 柔道整復師
・ 創業支援等措置に基づき事業を行う方

 私自身、柔道整復・鍼灸マッサージ業界にも携わっているので、この改正部分が出ると面白いなとは思っているのですが、さすがに出ない。。。と思っています。
 ただし、この改正があるからこそ【特別加入】については、平成27年に一人親方等の部分が、また、平成30年には、中小事業主等と一人親方等の部分が出ましたので、3年おきなら、今年(令和3年)出されてもおかしくありません。あまり出題されていない第3種特別加入者(海外派遣者)は、1種2種との比較を含めておさえておきましょう。

 膨大な論点の中から、過去の出題傾向と社会的な流行等を踏まえ、今年の出題を予想しました。あくまでも「予想」ですので、試験勉強の活用方法の一部として捉えていただけると幸いです。
 当ブログが活用され、今年の合格を勝ち取られることを祈願しています。

タイトルとURLをコピーしました