令和3年10月17日に、宅地建物取引士資格試験が実施されました。
今年も昨年と同様、コロナ禍という状況のため、会場の席間隔の確保から、今年はもう1度、12月19日にも行われる状況となっています。
10月17日に行われた受験の合格発表日は12月1日(水)です。受験された皆様、おつかれさまでした。
私は宅地建物取引主任者時代の平成26年に合格し、1度更新を行い、現在は宅地建物取引士証を持っています。宅建に関する仕事は何もしておりませんが、受験した資格に関してはやっぱり何年経ってもどんな問題が出されたのか気になるものです。
ここでは各科目の出題レベル、合格点予想をしていきたいと思います。
全体、各科目の難易度と目標点について
全体の難易度としては昨年よりもやや難化しました。ただ、昨年との比較としては難化で、例年並みの難易度に落ち着いたと言えます。相変わらず問1からの「権利関係」が難しく、最初から解き始めると時間配分を誤ってしまう傾向にあります。私も受験生の時は、5問免除(税その他)→業法→その他法令→法令上制限→権利(民法など)の順に解きました。模擬試験などで解き方そのものにも慣れる必要があると思います。
権利関係(問1~14)
問1は判決文からの出題で、意表を突かれた感がありますが、難易度としては普通レベルで取れないこともない問いのため、正解できれば合否に近づく1点だと思います。
問4,9~13あたりは特に難しく、逆に言うと、それ以外の問は正解したいところです。
目標点数・・・7点以上
法令上の制限(問15~22)
問16~18と難しい問題が続きました。ここでペースを乱されないことが大事です。問15と問19~22が正解できれば良いと思います。
目標点数・・・5点以上
その他の法令(問23~25)
昨年は易しめな問題が続きましたが、今年は例年どおりの問題レベルとなりました。問24は正解しておきたいところです。
目標点数・・・1点以上
宅建業法(問26~45)
個数問題も正解しておきたい問でした。問32、44は落としても仕方ないレベル。問33は昨年施行されたハザードマップの問題でしたが、難しくはなく合格者は正解してくる問題だったと思います。
問39は問題文を良く読まないと引っかかってしまうような構成でした。問45は正解肢が難しくてもその他の肢を切っていけば正解に辿り着けたと思います。
目標点数・・・17点以上
5問免除(問46~50)
今年は3点とは言わず、4点以上は取りたい問題構成でした。
目標点数・・・4点以上
合格点予想
【 35点 】