令和3年(2021年)社会保険労務士試験合格発表

社労士試験
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合格者数・合格率

本日(10月29日)、第53回社会保険労務士試験の合格発表がありました。
【合格者数】 2,937人 
【合格率】   7.9%
 合格された皆様、本当におめでとうございます。

合格基準

【選択式試験】
 総得点/24点以上、各科目3点以上(ただし、労一は「1点以上」、国年は「2点以上」)
【択一式試験】
 総得点/45点以上、各科目4点以上(補正科目なし)

総評

 気になる救済科目は2科目(労一・国年)でした。救済科目については以前書いたブログの予想どおりとなりましたが、労一は「1点以上」と言う補正となりました。国年についても「2点以上」の補正となりましたが、選択式の科目得点状況表を見ると、どちらも公表されている補正基準を満たしていません。
 労一の「1点補正」であれば、0点の受験生が全体の30%にならないといけないのに、資料では15.9%。また、国年でも「2点補正」には1点以下の受験生が全体の30%にならないといけないのに、同じく24.5%となっているのですが。。。
 このあたりの、なぜ例外的に補正にしたのかと言う詳細発表は今後出るかも知れませんが、合格者がその分多く出たことは喜ばしいことと思います。(ただ、択一式総得点の予想に関しては誤差を生じさせてしまいました。期待されていた方は申し訳ございません。。。)

 合格された方は、社労士登録や開業に関する内容のものを当ブログに記載しておりますので、参考となれば幸いです。

 惜しくも今回は不合格となってしまった方。。。例えば選択式社一で1点足りなかった等の場合は来年の試験に必ずチャレンジしていただきたいと思います。私も労一が1点足りなくて不合格となった翌年に(トータル3年かけて)合格しました。

 今回の総得点と救済科目を見る限り、過去問中心に各科目をまんべんなく、一般常識科目を深追いせずに学習することが重要だと再認識しました。また、ただ過去問と解答を丸暗記するのではなく、多角的に理解する(※択一で出た問題を選択で出された場合に対応できるか。※誤りの肢について、なぜ出題者はその部分を誤りとして作成したか。)ことも大事です。

 選択式については、問題を見る前は”絶対3点確保”と意気込んで取り掛かると思いますが、難しいと感じたら、気持ちの部分を軌道修正して、”2点取ることをまず考える”ように切り替えることも大切です。全科目3点にこだわると、集中力が散ってしまい、救済がかからない科目(今回で言えば雇用や社一、厚年)までも、正しくマークしていたのに最後の見直しで解答番号を(間違いのほうに)変えてしまうことになりかねません。
 択一式で総得点が合格ラインに乗っているのに選択式で1点足りず…と言う方は今まで学習した知識から出る直感を信じつつ、各科目の問題難易度により3点確保か2点救済になりそうかの目星をつける余裕をもって試験に取り組んでほしいと思います。

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