【第53回社労士試験】令和3年(2021年)合格ライン予想・最終版

社労士試験
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各社の本試験分析がほぼ出そろいました。

 9月10日までに大手通信講座や大手予備校の試験分析が発表されました。そのデータを踏まえて、令和3年社労士試験の最終的な合格ラインを決めたいと思います。

最終予想合格ライン

選択式試験は、総得点24点以上かつ各科目3点以上(ただし、労務管理その他の労働に関する一般常識、及び国民年金法は2点以上)である者
択一式試験は、総得点 44点以上かつ各科目4点以上である者

選択式の補正(2点への基準点引き下げ)について

労一

 一昨年前までは、救済無しの科目とされた「労一」ですが、昨年同様、大手通信講座からの数値ですでに救済の基準を満たしているので、間違いなく2点への補正となるでしょう。

社一

 当初、問題を解いてみた段階では、空欄はテキストに載ってはいるものの赤字や太字で強調されている部分が抜かれているわけではないので難易度としては難しめと判断しましたが、受験生はよく出来ていたようです。
 そのため、肌感では2点補正ありと予想していましたが、1点以下の割合が3割には届かないものと判断しなおし、補正(救済)なしとさせていただきます。

国年

 社一と異なり、問題を解いたときに難易度はそこまで高くないと思った国年の成績があまり芳しくありませんでした。平成18年の選択式と同じ論点から3問出題され、また公課の禁止については、択一式で何回か出題実績もあるため、過去問対策をしていれば、選択肢はそれぞれ引っ掛かりやすい語が並んだものの、3点以上は取れる問題構成だったと思いますが、以外にも全受験生が苦労したようです。
 国民年金法は補正(救済)がかかりにくい科目です。前回補正がかかったとき(平成30年)は、選択肢DとEを逆に答える受験生が多くいたため、結果として平均点を押し下げる(1点以下割合が高くなる)要因となりました。
 しかし、大手予備校のデータ、並びにダミー選択肢の難しさも絡み、受験者数も前年並みで初学者の受験生が受験控えをしなかった場合を考えると、国年はギリギリで1点割合以下3割の壁を突破する可能性があります。期待を込めてと言う言い方はおかしいですが、1点予想で行くなら、当初予想していた、社一の変わりに国年を補正(救済)がかかる科目と予想します

その他の科目は?

 その他の科目は1点以下の割合が少ない(2点以上の割合が多い)受験生が多いと大手予備校等の資料から判断でき、補正科目は2科目に絞られるものと予想します。

合格基準点”1点”への引き下げは?

 1点まで合格基準点が下がるには、その科目で”0点”を取った受験生の割合が全体の30%を超える必要があり、その難易度となる科目がないものと判断し、1点まで下がる科目はないでしょう。
※ 労一でも1点まで合格基準点が下がるのは厳しいと思います。

択一式について

 択一式の問い全体を見渡した時は、問題のボリューム、個数問題、組み合わせ問題の数から昨年度の試験より1点程度は下がる(44→43)と予想しましたが、大手予備校のデータを見てもそこまで平均点が下がっていません。問題のボリュームが多くなったとはいえ、確実に正解肢とわかるものが散見でき、仮にBが正解なら、C以降の問題文を見ない等して時間短縮が出来ていたようです。
 ただ、合格基準点が昨年度から上がるまでは行かないと予想し、択一式の合格基準点は前年度と同じ、44点とさせていただきます。

この合格予想基準は、管理人独自の見解です。合格ラインや救済科目についてのお問い合わせ等は承っておりませんので、ご了承ください。

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