令和3年12月19日に、宅地建物取引士資格試験が実施されました。
10月試験から2か月。今年も昨年同様、コロナ禍という状況のため、会場の席間隔の確保から、10月試験とは別スケジュールでもう1度、12月19日にも行われる特殊な状況となりました。受験された皆様、おつかれさまでした。
私は宅地建物取引主任者時代の平成26年に合格し、1度更新を行い、現在は宅地建物取引士証を持っています。宅建に関する仕事は何もしておりませんが、受験した資格に関してはやっぱり何年経ってもどんな問題が出されたのか気になるものです。
ここでは各科目の出題レベル、合格点予想をしていきたいと思います。
全体、各科目の難易度と目標点について
全体の難易度
全体の難易度としては前回(10月試験)と比較し、ほんの少しだけ難化と見ました。 法令上の制限、宅建業法の難易度が少し高くなりボーダーラインを下げる印象で、その他の科目は前回とほぼ同程度のレベルと見てよいでしょう。
確実に取れる問題と解けなくても仕方ない問題、2肢までは絞れる問題と個々の問題のバランスはよく考えられていたものと思います。
特に2肢まで絞れるものについて、過去問やテキストで見たことないものを正解肢としてマークしがちですが、そこに惑わされることなく正解を導き出せるかが得点を積み重ねられるポイントだと思います。
権利関係(問1~14)
問1は前回同様、判例からの出題でしたが今回は出鼻をくじく問いとは言えず正解できた内容でした。問1,2,10,12あたりを確実に正解し、逆に問13は難問でした。それ以外の問題で、問6は問題文が読みにくかったり、問8は改正点部分でしたが、正答率5割まで持っていき、8点を確保したいところです。
※ 目標点数・・・8点
法令上の制限(問15~22)
問15、18は正解しにくい問題でした。問16、22も難しかったと思いますがどちらか1つは合格のためには正解したい問題でした。残りは正解したいところです。
※ 目標点数・・・5点
その他の法令(問23~25)
問23、24のどちらかを正解し、問25は取りたい問題でした。
※ 目標点数・・・2点
宅建業法(問26~45)
最初の問26から少々難しい内容でした。また、問31、32であまり時間をかけずに、わからなければ次の問題へ進むくらいの決断を持って、満点を狙わなくても良い、と言う考えにシフトした方が得点を取れたかも知れません。問41も1番の正解肢と見つけられなければ2~4番の肢まで読むことになりタイムロスをしてしまいます。宅建業法は今回、時間を使わせようとする問題が随所に見られました。
※ 目標点数・・・16点
5問免除(問46~50)
問47は難しめでしたが、 例年通り、3点、出来れば4点取れれば、という問題でした。
※ 目標点数・・・3点
合格点予想
【 34点 】