令和2年10月18日に、宅地建物取引士資格試験が実施されました。
今年はコロナ禍という状況のため、会場の席間隔の確保から、今年はもう1度、12月27日にも行われる特殊な状況となっています。
10月18日に行われた受験の合格発表日は12月2日(水)です。受験された皆様、おつかれさまでした。
私は宅地建物取引主任者時代の平成26年に合格し、1度更新を行い、現在は宅地建物取引士証を持っています。宅建に関する仕事は何もしておりませんが、受験した資格に関してはやっぱり何年経ってもどんな問題が出されたのか気になるものです。
ここでは各科目の出題レベル、合格点予想をしていきたいと思います。
全体、各科目の難易度と目標点について
全体の難易度
全体の難易度としては昨年より、やや易しくなったかほぼ同レベルと見ました。相変わらず問1からの「権利関係」が難しく、最初から解き始めると時間配分を誤ってしまう傾向にあります。私も受験生の時は、5問免除(税その他)→業法→その他法令→法令上制限→権利(民法など)の順に解きました。模擬試験などで解き方そのものにも慣れる必要があると思います。
権利関係(問1~14)
2つまで絞れるものの。。。と言った問もあり、また最初の肢が難しく、時間を使わせるような作問の仕方だった印象を受けます。肢を読む順に関しても1からではなく、4から読むとか、肢1がわからなければすぐ読み飛ばすくらいの勢いが必要かもしれません。
※ 目標点数・・・8点
法令上の制限(問15~22)
学習したことのない肢を読み飛ばし、正解肢にたどり着けるかがカギとなります。もしくは1,2,3、は絶対×で、4はわからないけど正しいものはどれか、だから4をマーク→正解となるパターンもありました。問題レベルは平均的なものと言えるでしょう。
※ 目標点数・・・6点
その他の法令(問23~25)
毎年、1~2点取れればOKと言う範囲でしたが、今回は過去問学習をしていれば解ける問題でした。
※ 目標点数・・・3点
宅建業法(問26~問45)
個数問題も昨年より少なくなり、誤り肢に惑わされないようにすれば正解肢にたどり着きやすい問題が多い作りで、慌てずケアレスミスさえしなければ高得点を取れると思います。
また、問42に関しては複数回答(1or4)になる可能性があります。
※ 目標点数・・・17点
5問免除(問46~50)
例年通り、3点、出来れば4点取れれば、という問題でした。
※ 目標点数・・・3点
合格点予想
【 37点 】
38点の可能性もありますが、合格率を前年並みとして1点予想するならば37と予想します。また、問42が複数回答になった場合でも合格点は37とします。
この合格予想基準は、管理人独自の見解です。合格ラインや救済科目についてのお問い合わせ等は承っておりませんので、ご了承ください。