令和4年10月16日に、宅地建物取引士資格試験が実施されました。
受験生の皆様、長時間の試験お疲れさまでした。
合格発表日は11月22日(火)です(昨年より10日程度早くなりました)。
私は宅地建物取引主任者時代の平成26年に合格し、1度更新を行い、現在は宅地建物取引士証を持っています。宅建に関する仕事は何もしておりませんが、受験した資格に関してはやっぱり何年経ってもどんな問題が出されたのか気になるものです。
ここでは各科目の出題レベル、合格点予想をしていきたいと思います。
【 令和5年(2023年)の合格ライン予想はこちらから 】
全体、各科目の難易度と目標点について
問題のレベルは全体的には昨年と同様程度と感じました。特に権利関係では難しい問題はより難しくなったため、不用意に時間を使わず解けそうな問題で点数を稼ぐ作戦を取った方が良かったかも知れません。
また過去問やテキストで見たことない場合でも現場対応で解くような問題も見られましたが、現場対応力も過去問演習あってこその”チカラ”を発揮するものです。取れる問題を確実に取ることと、捨て問題は思い切って捨ての選択を(もちろんどこかにマークしておくことは絶対です。)行い、受験生の解答が割れそうな(正解率50~60%)問題を少しずつ拾っていくことで合格点数にたどり着くこととなるでしょう。
権利関係(問1~14)
問1から判決文が問中に出され、改めて気が引き締まることとなったかと思いますが、現場対応で解けるような内容でした。問2、3も頑張って正解したいところです。問5,7はまさに捨て問題としてそこまで時間をかけなくても良いでしょう。逆に問6,10,13あたりは取りたいところで、もう1~2点どこかの問で正解をしたいところです。
目標点数・・・7点以上
法令上の制限(問15~22)
問15,17,19,20,22で5点を取り、その他で点数を上乗せできれば良いかと思います。
目標点数・・・5点以上
その他の法令(問23~25)
問23の印紙税と問25の地価公示法を取りたいところ。問24の固定資産税は解けなくても致し方無いところです。
目標点数・・・2点以上
宅建業法(問26~45)
個数問題は昨年同様5問で組み合わせ問題はありませんでした。20点満点は当然難しい目標ですが、宅建業法は試験終盤に差し掛かることによるケアレスミスに特に注意が必要です。特に問41~45は落としたくない部分でした。
問37は難問です。問28,29,34,40の4問中2問を正解し、残りは正解したいところです。
目標点数・・・17点以上
5問免除(問46~50)
昨年同様、4点以上は取りたい問題構成でした。難しい選択肢に時間を取られずに確実に切れる肢、もしくはこれが正解と言える肢を自信を持ってマークできればわからない肢の〇×は気にせず飛ばしてしまうことで点数を伸ばすことが可能な問題群でした。
目標点数・・・4点以上
合格点予想
【 36点 】