選択式
総論
一番3点確保が難しかったのは一般常識(労一)で、その次に点が取りにくいと感じたのは雇用保険法でした。厚生年金保険法と国民年金法は総得点を積み重ねやすく、それ以外の科目(労基・労災・社一・健保)は3点は取れる問題構成でした。
労一の3点確保が合否の分かれるポイントとなったかも知れません。選択式を解いてみた感覚としては、設問Cの「規範」は解答しやすく、労働力調査の設問B、「45.8%」か、設問E(男女雇用機会均等法)のどちらかを取ってくる受験生が全体としては多いとみて、1点以下の割合はそれほど多くないのではないかと予想します。
雇用保険については、1論点に3つの設問が法改正部分として構成されたこともあって、救済にかかる確率もあるように見えますが、合格ラインに乗ってくるであろう受験生は雇用保険は3点以上確保してくると思います。
全体的には昨年とほぼ同じレベルと考えてよく、3点は取れるが満点はさすがに取りにくい。かつ労一のように3点をなんとか取りに行く(でも救済はかかりづらい)科目が存在する内容でした。
救済科目
なしと予想します。
予想合格ライン
総得点26点以上かつ各科目3点以上
択一式
総論
一般常識と健康保険法が難易度高め、厚生年金保険法と国民年金法が若干易しめ、他の科目(労基・労災・雇用・徴収)は例年通りの難易度と感じました。
個数問題が6つと多く、また個数問題は感覚的に正解肢がAの1つとか、Eの5つになる問題が多いイメージがあるのですが、6つの内、5つがCの3つが正解肢となりました。
組み合わせ問題も10題と多く、労基問2は初めての出され方がありました。この問題も含め、組み合わせ問題は、1つを選ぶ場合より正解しやすいパターンの時もあるので、組み合わせの問題数が増える=難易度が極端にあがるといったことはなさそうです。
全体的には個数問題の多さと一般常識、及び健康保険法でかなりの時間を費やされたであろうこと。そのことにより得点源になる年金科目に取りこぼしが生じることを考えると、昨年よりは1点程度平均点は下がると思います。救済については、難易度が高すぎると言った科目はなく、仮に健康保険法が苦手だったとしても4点は確保したい内容と判断し、全科目4点以上は必須と判断しました。
救済科目
なしと予想します。
予想合格ライン
総得点44点以上かつ各科目4点以上である者
まとめ
選択式試験は、総得点26点以上かつ各科目3点以上
択一式試験は、総得点44点以上かつ各科目4点以上である者
この合格予想基準は、管理人独自の見解です。合格ラインや救済科目についてのお問い合わせ等は承っておりませんので、ご了承ください。
昨年までは合格日直前に予想合格ラインを再アップしていましたが、今年は上記予想で固定します。