各社の本試験分析がほぼ出そろいました。
9月16日までに大手通信講座や大手予備校の試験分析が発表されました。そのデータを踏まえて、令和4年社労士試験の最終的な合格ラインを決めたいと思います。
最終予想合格ライン
選択式の補正(2点への基準点引き下げ)について
社一
今回の選択式で一番難易度の高かったのは「社一」でした。問題構成としては2点は取れるが3点は取りにくい、一昔前の労一のような作りでした。
おそらく問題作成者としては救済(補正)がかからないような内容にしたかったとは思いますが、この部分は全受験生の得点割合と、補正基準で決まりますので、作成者の意図せぬ結果になることは当然ありえます。
今回社一は当予想ブログにて、2択までは絞れるとしましたが、その誤り側の肢を選ぶ率がだいぶ高かったようです。そのため社一そのもの、及び選択式全体の平均点が当初の予想から少し低くなったと言えます。
補正にかかるかどうかは、昨年の国年と同じく、1点以下30%を超えるかどうかの微妙なラインとなりそうです。昨年の国年は実際の補正基準となる1点以下30%には届きませんでしたが、例外的(?)に2点へ合格点が引き下がりました。今回もその例外補正が発動するかどうかは別にして、社一はギリギリで1点割合以下3割の壁を突破する可能性があると見ます。(2年連続で)期待を込めてと言う言い方はおかしいですが、1点予想で行くなら社一を補正(救済)がかかる科目と予想します。
それ以外の選択式の科目
社一以外の科目については労一も含め、3点、もしくはそれ以上を取っていける科目が並びました。6科目で3点、2科目で4点と言う得点以上を目指してほしかったと思いますし、問題作成者もそういった意図が見えたレベルでした。
社一以外の救済(補正)科目は今年はなしと見てよいでしょう。
選択式総合点
当初の予想では救済科目なし、総合点27としていましたが、前述のとおり、社一の得点が伸び悩みました。よって、平均点もその分下がるとの見方から、最終予想として26点とします。
択一式について
問題のボリューム(ページ数)は、昨年より少なくなったものの、文章量以上に考えさせられるような構成でした。
難易度としては昨年よりも若干難しくなっていたり、暗記ではなく知識で対応させるような問いもあったりするので、平均点は下がりそうですが、受験生も難しくなった問題レベルに毎年対応してきているので、合格ラインは昨年と変わらないのではないかと判断し、当初の予想通り45点とします。